大会:なでしこリーグ1部 第12節
結果:日テレ・ベレーザ 3-0 浦和レッズL
場所:味の素フィールド西が丘 観衆1681
いい具合で混戦状態のなでしこリーグ。しかし実力的にはベレーザが頭一つ抜けだしているので、他のクラブがどれだけ食らいついていけるか。カップ戦ではベレーザに土を付けた、浦和にかかる期待も大きかった試合。
シーズン序盤は苦戦していたベレーザの4ー1ー4ー1も、今ではすっかり板についてきた様子。ピッチをワイドに広く使い、空いたスペースを長谷川選手や籾木選手が自由に使う。メンバーはほとんど「なでしこジャパン」と同じでも、サッカーの中身はベレーザの方が上に見えるくらい。
サイドバックの攻撃参加や、後ろから追い越してくる選手を捕まえ切れない浦和。特に籾木選手の対応には四苦八苦。それでも前半はなんとか無失点で耐えましたが、ボールを追い回させられる守備でボディーブローのように消耗。
53分に植木選手が個人技で先制点を決めると、続けざまに籾木選手がカウンターから追加点。後半足の止まった浦和。サポーターからは「頑張れ」という声援も飛びますが、あまりに差をつけられと、頑張ることすらさせてもらえないんですよね。
植木選手の2ゴールや、途中投入の宮澤選手も得点に絡み、U-20組も充実。若手とベテランが融合して、ちょっと国内では無双状態のベレーザ。ただ選手の質では、浦和やINACも決して見劣りしていないはず。やはり問われてくるのは、サッカーの質や戦い方。リーグ戦をもう一盛り上がりさせるためにも、他のクラブには打倒ベレーザを目指して欲しい。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 6
無双度 7
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