結果:ジェフユナイテッド千葉L 1-1 INAC神戸レオネッサ
場所:フクダ電子アリーナ 観衆2284
なでしこリーグも終盤戦。優勝争いはベレーザとINACの2チームに絞られた感もありますが、最後までリーグ戦を盛り上げるためにも、追いかけるINACは取りこぼしはなくしたいところ。
前半はINACペース。左の仲田選手と右の増矢選手。両サイドの幅が保たれ、今までのような密集感が解消されつつある布陣。好調のイ・ミナ選手をトップで使うアイデアも功を奏し、開始16分に京川選手のゴールで先制。
逆に押し込まれる時間が多くなる千葉。「走る」「頑張る」は誰が見ても伝わるチームですが、その象徴的な選手が深澤選手。ピッチを上下にハードワークするのはもちろん、ピンチの場面では体を張ってシュートブロック。
43分にはその深澤選手のシュート性のクロスを、鴨川選手が頭で合わせ同点。勝ち点1では厳しいINAC。岩渕選手、道上選手と投入し、最後は高瀬選手まで前線に上げて勝ち越しを狙います。
しかしこの交代によって前半には保たれていたバランスは崩れ、逆に千葉にカウンターを受けてしまいます。千葉にとっては狙い通りの展開。INACよりも多くの決定的な場面を作りましたが、最後のシュートは決め切ることが出来ずにドロー決着。
それでも今シーズンのフクアリでの最終戦。2000人を超える観衆の前で、千葉らしい「走るサッカー」は見せることが出来たのではないでしょうか。
一方のINACにとってはベレーザの背中が遠くなる勝ち点1。試合自体は両チームともゴールに迫る好ゲームでしたが、リーグ戦の盛り上がりという面では残念な結果。いろいろとイベントも企画されているベレーザとの直接対決までは、なんとか食らい付いていって欲しかったのですが。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 6
千葉らしい度 6.5
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