東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス

大会:JリーグD2 第38節

結果:東京ヴェルディ 2-1 徳島ヴォルティス

場所:味の素スタジアム 観衆5873


東京Vのロティーナ監督と徳島のロドリゲス監督。ともにスペイン系で、J2に世界のスタンダードなサッカーを取り入れてくれたスペイン対決。順位も7位と8位の直接対決で、見どころの多い一戦。


試合開始6分。徳島のバックパスを奪ったレアンドロ選手が先制ゴール。つい先日のウルグアイ戦で見たようなディフェンダーのミスですが、自陣のゴール前から繋ぐサッカーをするチームにとっては、致しかたない部分もある失点。


その後は一進一退の攻防。両チームともサイドを起点とした攻撃で、クロスを中央で合わせる似たような展開が続きます。追いつきたい徳島は65分、表原選手が右サイドをドリブルで深く切り込んで、折り返しをバラル選手が流し込んで同点。


プレーオフに向けて、どうしても勝ち点3が必要なのは東京Vの方。時間が進むにつれて焦りの色も見え始め、単純なパスミスや、もったいないプレーが目立つように。


ドロー決着が濃厚になったアディショナルタイム。上福元選手が左サイドをドリブルで持ち上がり、クロスを李栄直選手がダイビングヘッド。ラストプレーでの劇的な勝利にスタジアムは大歓声。


どんなに苦しい展開でも、最後の最後でどんでん返しが出来るのもサッカーの醍醐味。東京Vは暫定4位までジャンプアップする、大きな勝ち点3となりました。


期待されたスペイン系監督同士の対決。ただこの時期になると勝ち点の重みが大きくなり、結局パワープレーのような形で勝敗が左右することもしばしば。それでも最後のカードを切った李栄直選手の決勝ゴールでしたから、スペイン対決でもロティーナ監督に軍配。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 6

名勝負度 6

満足度 6.5

スペイン対決度 6