結果:鹿島アントラーズ 2-0 ペルセポリス
場所:県立カシマサッカースタジアム 観衆35022
昨年のアルヒラルといい、情報の少ない西アジアのクラブは怖い存在。しかも決勝でしか当たることがないわけですから、東アジアのプレースタイルの違いには、慣れるのに時間がかかってしまいます。それは百戦練磨の鹿島とて同じことで、試合序盤はペルセポリスに押し込まれる展開。
開始4分の決定的ピンチを救ったチョン・スンヒョン選手。植田選手の代わりに獲得した選手ですが、すぐさまチームにもフィットし、このACLの舞台でも大活躍。同じく金崎選手の代わりに獲得したセルジーニョ選手も同様に、補強の的確さが鹿島の強さに繋がっていますね。
日本では珍しい乱入者のハプニング。しかしここから流れは鹿島ペースに。U-19選手権で一回り成長した安部選手の活躍もあり、ペルセポリスゴールに迫ります。ワンプレーごとに拍手が起こり、前のめりで試合を見つめる雰囲気のカシマスタジアム。まさに決勝戦という緊迫感溢れる前半。
後半に入ると鹿島は一気にギアアップ。序盤の硬さも取れて、相手のプレスにも慣れてくると、58分にレオ・シルバ選手。70分にセルジーニョ選手が得点を決める理想的な展開。前半はカウンターを受ける場面もあったディフェンス陣も、後半はほぼパーフェクトに抑えての完勝。2得点の無失点。1stレグとしては、完璧な結果と言えるのではないでしょうか。
大きなアドバンテージを持っての2ndレグ。しかし相手は10万人(全員男)の大アウェー。独特の雰囲気の中で、アジア特有の厳しい試合になること必至。それでも浦和レッズの6万人アウェーの中でも勝ち抜いてきた鹿島アントラーズ。きっと平然として、鹿島らしいサッカーを見せてくれるのでは。
試合採点
ハッスル度 7.5
見応え度 7
名勝負度 6
満足度 7
ブラジルコンビ度 7
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