大会:天皇杯 決勝
結果:浦和レッズ 1-0 ベガルタ仙台
場所:埼玉スタジアム2002 観衆50978
天皇杯決勝。浦和のホーム、埼玉スタジアムでの開催ですが、一応中立地という設定ですので、いつもの浦和の音楽や映像演出などは一切なし。無音の中でのウォーミングアップ風景も、不思議な感じがしました。
良い試合の入りをしたのは仙台の方。ピッチを広く使い、セカンドボールもことごとく拾えるアグレッシブな展開。相性の悪い浦和に対しても、初タイトルへの意気込みが伝わる序盤の仙台。
しかし試合の流れに関係なく、一発で試合を決められるのがセットプレーの怖さ。オリヴェイラ監督になってから、スローインも含めて多くのチャンスを作り出せている浦和の武器。13分にコーナーキックのこぼれ球を、宇賀神選手が豪快に合わせたゴラッソな先制点。
その一方で、セットプレー以外ではなかなか得点の匂いが感じられない浦和。かつての鹿島を彷彿させる、オリヴェイラ監督らしい勝負に徹する試合運び。それでも人気ナンバーワンクラブの浦和には、攻撃面でも魅せてくれることを、来シーズンは期待したいですけどね。
仙台の反撃も及ばず、浦和が虎の子の1点を守りきり逃げ切りに成功。実に決勝戦っぽい試合ではありましたが、宇賀神選手のスーパーゴールが花を添えてくれました。来年の天皇杯から、聖地国立での決勝開催が復活。おそらく最後になるであろう、埼玉スタジアムでの優勝チームが、浦和になったことはハッピーエンド。最終的にはACLを戦えるだけの、体力のあるクラブが出揃ったこともなによりでした。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 5.5
名勝負度 5
満足度 5.5
逃げ切り度 6.5
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