日本 vs ウズベキスタン

大会:AFCアジアカップUAE2019

結果:日本 2-1 ウズベキスタン

場所:テレビ観戦


日本もウズベキスタンも決勝トーナメント進出は決まり、しかも2位通過の方が移動が楽というシチュエーション。テレビでは「絶対に負けられない戦い」とはうたっているものの、負けても特に問題のない試合。


それを象徴するように、両チームとも大幅なターンオーバーを敢行し、消化試合感満載だった試合前。しかし、予想に反して消化試合にならなかったのは、この試合に出場した選手達が、何の迷いもなく勝利だけを目指して戦っていたからでした。


40分にエルドル・ショムロドフ選手にぶっちぎられて失点するものの、すぐその3分後に武藤選手のゴールで同点。右サイドを突破した室屋選手のドンピシャクロスからの得点でしたが、やはりサイドバックの選手が絡んだ攻撃は日本の武器。両サイドバックの攻撃参加によって、ようやく活性化した攻撃を見ることができました。


塩谷選手のスーパーゴールやシュミット・ダニエル選手のスーパーセーブ。伊東選手や北川選手も見せ場を作るなど、いわゆる「サブ組」と目される選手達の意地が感じられた試合。森保監督は「総合力」とよくコメントしていますが、現状ではハッキリとレギュラーとサブの区別があるように見えます。


そんな状況を見返すかのような活躍を見せたこの試合の選手達。これでまた1・2戦のメンバーにそのまま戻るようでは、単なるターンオーバー要員と同じこと。この試合で活躍した選手達をこの先どう上手く融合させるか、森保監督の腕の見せ所。「総合力」とはもちろん、監督の采配力も含まれますからね。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 6.5

名勝負度 6

満足度 6.5

サブ組の意地度 8