千葉ジェッツ vs アルバルク東京

大会:CHAMPIONSHIP FINAL 2018-19

結果:千葉ジェッツ 67-71 アルバルク東京

場所:横浜アリーナ 観衆12972


Bリーグファイナルは昨年と同じカード。しかしシーズンをぶっちぎりで優勝した千葉と、ポストシーズンを勝ち上がってきた東京。昨年の雪辱という意味でも、千葉のこの試合にかける意気込みは強かったでしょう。


試合は第1Qから一進一退の攻防。両チームのエース、千葉の富樫選手と東京の田中選手には、当然厳しいマークが付きますが、それでもそのポテンシャルを存分に発揮。特に昨年のファイナルで苦しめられた富樫選手のプレーには、一段の凄みも感じられました。


試合が動いたのは第3Q。東京は序盤から攻勢をかけて、ジリジリと千葉を引き離します。3Pも効果的に決まり勢いに乗る東京。ディフェンスでも千葉を苦しめ、19点差をつけて第4Qへ。昨年の試合展開も頭をよぎり、今年もこのまま勝負が決まるかのように見えた第3Q。


しかしやはり今年の千葉は違いました。圧倒的な強さを見せたシーズン通り、怒涛の追い上げを開始。富樫選手の連続3Pで、5点差まで追い上げた時の大歓声。13000人の真っ赤に埋まったブースターの、悲鳴にも近い声援で、物凄い雰囲気だった横浜アリーナ。


残り15秒で2点差まで追い詰めた千葉でしたが、反撃はここまで。逃げ切りに成功した東京が、見事2連覇のフィナーレ。ファイナルに相応しい、最後までハラハラドキドキの攻防を見せてくれた両チームに、惜しみない拍手が送られていました。


バスケットボールの強みは試合が面白いこと。野球やサッカーと比べても、いわゆる「ハズレの試合」に出会うことが少ない。ハイスコアスポーツの利点とも言えるのですが、エンターテインメント性と合わせて、リピーターを増やす要因にもなっています。Bリーグの勢いはまだたまだ続きそう。そう感じさせてくれた今シーズンのファイナルでした。


試合採点

ハッスル度 8

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 7

真っ赤度 7