日本 vs チリ

大会:コパ・アメリカ2019

結果:日本 0-4 チリ

場所:ネット観戦


南米選手権と言えば、トルシエジャパン時代にチンチンにされてしまった記憶が蘇ります。それから時が経ち、若手主体とは言え、U-20代表やトゥーロン国際でのU-22代表の活躍を見ていると、ある程度はやってくれるのではないかと期待感もあった試合前。


しかしやっぱり強かったチリ。キリンチャレンジカップでは、ウルグアイに勝利し、コロンビアとも互角の勝負。それが「お遊び」に感じてしまうほどの、南米チームの本気度。やはり本当の強化はアウェーでこそ経験できるのだと、つくづく痛感したわけですが、これは強化試合ではなく「本大会」。


立ち上がりは良い入りをした日本でしたが、41分にコーナーキックから失点。50分にも追加点を許すと、チリはペースダウンで省エネモード。ここから日本もチャンスを作りましたが、4回あったビッグチャンスを上田選手はいずれも決め切ることが出来ず。


フォワードの選手がシュートを外すことに、割と寛容に感じられる日本。「チャンスは作った、後は決めるだけ」と。しかし、それを決めるか決めないかで、試合の流れは変わり、勝敗にも直結。ゴールキーパーやディフェンダーのミスが、厳しい批判に合うのと同じように、FWの決定力不足にも、厳しい目が向けられるべきなのでは?


流れを引き寄せられなかった日本は、さらに2失点を許して完敗。シュート本数は12本と14本とほぼ互角。それでもスコアは0-4なのが、全てを物語っているような試合。若いチームの日本ですが、まさに大人のチリの手の上で、踊らされたというところでしょうか。


それでも期待の久保選手や安部選手も、その能力の高さを発揮。スコアほど悪くなかったとも感じた内容。ただ、試合後の森保監督のコメントを聞いていても、この大会を「強化試合」として臨んでいるように感じられるのが残念。コパ・アメリカというビッグタイトルを、本気で狙っているようには見えないのです。


試合採点

ハッスル度 5

見応え度 6

名勝負度 5

満足度 5

あしらわれ度 7