FC東京 vs 横浜F・マリノス

大会:JリーグD1 第17節

結果:FC東京 4-2 横浜F・マリノス

場所:味の素スタジアム 観衆33405


1位と2位の直接対決。とは言っても東京の直近は失速気味で、ここで負けるとズルズルと行きかねない重要な一戦。逆に横浜は勢いそのままにサポーターも大挙。雨の中3万人以上が集まる注目試合となりました。


先制したのは横浜。15分に右サイドからグラウンダーのクロスをマルコス・ジュニオール選手が合わせてゴール。しかしその2分後、東京のナ・サンホ選手のシュートをキーパーが弾いてしまい、そのままゴールネットへ。結果的にこの得意が東京に勢いをもたらしただけに、横浜にとっては痛恨だった失点。


永井選手のスピードを生かしたカウンターは、試合序盤から何度も狙っていた東京。その形が実を結んだのが38分。キーパーのスローインから、永井選手のループシュートに繋がる逆転ゴール。横浜も当然ケアしていたでしょうが、それでもやられてしまった永井選手のスピード。


後半に入ってもディエゴ・オリヴェイラ選手の2ゴールをお膳立てする活躍。キーパーまでチェイシングする姿は、ロンドンオリンピックを思い出しましが、当時のように大車輪の活躍で、東京の勝利に大きく貢献。東京の狙い通りの戦いがハマったとも言えるでしょう。


一方、3点差をつけられても動かなかったポステコグルー監督。ようやくコパ帰りの三好選手を投入したのは75分。その8分後に仲川選手のゴールで1点返しましたが、時すでに遅し。あっさりとカウンターから失点してしまう、横浜の悪い面が出てしまいましたが、ハイラインの攻撃的サッカーの宿命でもありますけどね。


見る方としては、上位対決に相応しく派手な試合内容に満足。注目度の高い試合になればなるほど、塩試合が多くなる傾向のJリーグなだけに、ポステコグルー監督のようなサッカーは大歓迎ですよ。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6

満足度 6.5

派手度 7