川崎フロンターレ vs チェルシーFC

大会:明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019

結果:川崎フロンターレ 1-0 チェルシーFC

場所:日産スタジアム 観衆61012


2012年のクラブワールドカップでチェルシーが来日した際は、「あのフェルナンド・トーレスが日本にやって来る」と騒がれたものですが、今やそのトーレス選手がJリーグでプレーしているわけですから、未来は分からないものです。


その2012年以来のチェルシーが見られる、Jリーグワールドチャレンジ。昨年はワールドカップイヤーで開催されませんでしたが、ドルトムント戦以来2年ぶりの開催。


日本代表戦ではすっかりヨーロッパの国と、対戦することがなくなってしまったわけで。アザール選手が移籍してしまったのは残念ですが、それでもプレミアリーグのビッグクラブと試合が出来るのは非常に貴重な大会。だからこそ、川崎にはその名の通り、チャレンジするような試合を見せて欲しいもの。


そんな姿勢が見られたのは、積極的にドリブルを仕掛ける齋藤選手。こういう試合では外国人選手も意外とアピールする姿勢が見られるもので、ジェジエウ選手のディフェンスも一際光っていました。以前にドルトムント戦で活躍したレナト選手のように、引き抜かれて行かなければいいですけどね。


ただチームとしては「いつも通りの川崎」という印象。せっかくのヨーロッパクラブと対戦できる機会。もっともっと積極的にチャレンジするシーンを、見せて欲しかったですけどね。


一方チェルシーは、いかにもプレシーズンモード。次から次へ交代選手が投入され、テストマッチ感満載の試合。見せ場と言えばジルー選手のフリーキックくらい。試合がようやく面白くなったのは残り10分を切ったあたりから。レアンドロ・ダミアン選手の決勝点がなければ、退屈な試合のまま終わっていたことでしょう。


次のバルサ戦では、もう少しピリっとしたチェルシーを見せてくれることを期待したい。対戦チームの本気度としては、スルガ杯の方がよっぽど真剣勝負が見られるんですけどね。


試合採点

ハッスル度 5

見応え度 5.5

名勝負度 5

満足度 5

真剣勝負度 4