ペスカドーラ町田 vs 立川・府中アスレティックFC

大会:FリーグD1 第13戦

結果:ペスカドーラ町田 5-4 立川・府中アスレティックFC

場所:町田市立総合体育館 観衆1255


7位と8位の東京ダービー。日本代表選手を多く抱える町田にとっては、物足りない順位。試合は一進一退の攻防が続いた後、6分にコーナーキックから皆本選手が決めて府中が先制。その1分後にはカウンターから上村選手のゴールで追加点。試合序盤を優勢に進める府中。


そんな流れを変えたのが町田の室田選手。11分に右サイドをドリブルで突破し、最後は自身でゴールに押し込み得点。「ドルブルで剥がす」「ボールを奪う」ことが、大きなチャンスに繋がるフットサル。室田選手はボール奪取でも、再三のチャンスメイク。そんな室田選手の活躍もあり、試合の流れは町田へ。


その後は両チーム1点づつ取り合い、2ー3でハーフタイム。しかし後半に入っても勢いは町田。26分には室田選手のマルセイユルーレットからクレパウジ・ヴィニシウス選手が豪快ゴール。28分にはお手本のようなファー詰めから、金山選手のゴールで町田がついに逆転。


しかし最後まで諦めない府中。パワープレーからジョー選手が体で押し込み同点。残り3分を切っての4ー4のタイスコア。府中にとってアウェーでドローは悪くない結果。それでも勝利にこだわり、パワープレーで決勝点を目指した決断にはただただ拍手。


しかし、そのパワープレーでボールを奪われて、無人の府中ゴールに吸い込まれるボール。最後の最後でその決勝点を決めたのが、森岡選手というのも出来過ぎの試合展開。もちろんこの試合が最高のエンターテインメントとして幕を閉じた要因は、両チームが最後まで「勝利のみ」を目指して戦ったから。特に府中のパワープレー続行の決断を、僕は支持しますよ。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 7

支持度 7