浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ

大会:YBCルヴァンカップ 準々決勝

結果:浦和レッズ 2-3 鹿島アントラーズ

場所:埼玉スタジアム2002 観衆21148


ルヴァンカップ決勝トーナメントは、初戦で当たるにはもったいないカード。この準々決勝からはVARも導入される新システム。VAR自体は試合が止まることが多くなって好きではないですが、あまりに誤審の話題が多いJリーグにとっては、早期導入が待たれていました。


試合は序盤から膠着した展開。宇賀神選手のファーストシュートがようやく見れたのは、試合開始20分過ぎてから。しかし、35分にセットプレーからブエノ選手のゴールで鹿島が先制すると、堰を切ったようにゴールラッシュ。本田選手の「ゴールはケチャップ」とはよく言ったものですよね。


37分には土居選手。42分には完璧な崩しから名古選手が決めて、前半だけで鹿島の3得点。相手が鹿島といことを考えても、浦和にとっては苦しい状況。本来なら休ませて起きたかったであろう、興梠選手を投入せざるえない展開。しかしこの交代によって、劇的に流れが変わることに。


58分、武藤選手のシュートをキーパーが弾いたところを興梠選手が押し込み、反撃の狼煙。その2分後のコーナーキックから、槙野選手のゴールで1点差。一気に息を吹き返した浦和の選手と、埼玉スタジアム。押せ押せの波状攻撃が続き、同点ゴールが生まれるのも時間の問題だろうと感じられた浦和の猛攻。


普通の相手なら、この浦和の勢いに飲まれていたでしょうが、そこは百戦錬磨の鹿島アントラーズ。上手く時間も使いながら、浦和をいなしていく試合運びは、見ていて感心するくらい。そしてまんまと逃げ切りに成功する、鹿島の強さの真骨頂を見た思いがしました。


それでも0-3と2-3では、2ndレグに向けては大違い。浦和にも十分可能性を残せた、後半の追撃だったと言えるでしょう。両クラブの特徴が見られた、見応えのあった熱戦。もちろんACL準決勝でも、この対決が見られることを期待してますよ!


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 6.5

名勝負度 6

満足度 6.5

逃げ切り度 7