日本 vs パラグアイ

大会:キリンチャレンジカップ2019

結果:日本 2-0 パラグアイ

場所:テレビ観戦


南米選手権以来の日本代表戦。その南米選手権を見ていても、日本での親善試合は対戦相手も力半分といった感じ。それでもパラグアイに勝つことは十分評価出来るし、本番のミャンマーとの試合よりも、遥かに強化になるでしょう。


右の堂安選手、左の中島選手が揃えば、推進力は抜群。しかし、試合開始早々から、中島選手は中央寄りに自由なポジショニング。南米選手権からこの傾向が気になっていましたが、解説の都並さんはこのポジショニングを「流動的」と評価。


確かに中島選手を起点に、素晴らしい2ゴールが決まり、パラグアイディフェンスも中島選手を捕まえるのに四苦八苦。都並さんの言う「流動的」な攻撃が機能したとも言えるのですが、自由過ぎるのも「穴」になるリスク。この辺は大迫選手や南野選手のフォローあっての自由だと思いますけどね。


後半に入り、日本は選手交代の度にトーンダウン気味。特に大迫選手、柴崎選手、中島選手がいなくなると戦力ダウンは明確。この3人が今の代表の中核であることは間違いないないでしょう。


しかし、大迫選手のプレーを永井選手に求めても無理があるわけで、永井選手の特徴を生かしたサッカーにシフトチェンジ、ってことにはすぐに出来ないのも課題のように見えます。


それでも攻撃陣が噛み合った時の爆発力は魅力的だし、守備でも危ない場面はほとんどなし。ワールドカップ前になると失速するサイクルを繰り返している日本代表ですが、来年にワールドカップあれば、けっこういい線行きそうな、上り調子の今の日本代表。


後はまぁ久保選手は決めておきたかったでしょうね。印象的だったのは、中島選手とは対照的な規律あるポジショニング。都並さんから「もっと流動的に」と言われていましたが、こっちの方が「日本かぶれ」しておらず、さすが「バルサ育ち」と思いましたけどね。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 5

満足度 6

流動的度 6