浦和レッズ vs 上海上港

大会:AFCチャンピオンズリーグ2019

結果:浦和レッズ 1-1 上海上港

場所:埼玉スタジアム2002 観衆28533


初戦を2ー2で折り返しての2ndレグ。「アドバンテージを忘れて攻撃的に」と興梠選手のコメントもありましたが、それ以上に激しいプレッシングで入ってきた上海上港。しかし当たり前ですが、フッキ選手がいない分、怖さも半減。こうなってみると、1stレグでフッキ選手を警告処分に追い込んだ、槙野選手の功績は大きかった。


上海上港のもう一人の要注意選手のマルコ・アルナウトビッチ選手。しかしこの試合でも槙野選手に自由にさせてもらえず、イライラモード。この辺りの駆け引きなんかも、ベテランらしいプレーで牽引。それとは対照的に橋岡選手は、いかにも若いプレーが見られ、ハラハラもさせられましたけどね。


試合が動いたのは35分。左サイドの関根選手から、興梠選手へドンピシャクロス。頭で合わせたシュートは、キーパーの手を弾いてゴールネットへ。この日の浦和はセカンドボールの回収率が素晴らしく、ことごとくこぼれ球を拾うことで、連続攻撃に繋がっていました。


しかし、決定機を決めきれないとピンチを迎えるのがサッカーの常。60分には右サイドのクロスからワン・シェンチャオ選手に合わせられ、上海上港に同点ゴールを許してしまいます。しかしその後、受けに回らずに、浦和は前に出て行ったことが良かった。橋岡選手や興梠選手のシュートなど、上海ゴールを脅やかし続けたことで、結果的に逃げ切ることにも成功。同点ゴール直後の60分から守りに入っていたら、恐らくやられていたんじゃないでしょうかね?


アジアのビッグクラブ、上海上港を相手にACLベスト4はお見事。Jリーグとは別のチームに見えてくるACLでの戦いぶりですが、それも優勝した2年前と似た状況ではあるんですけどね。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 6.5

名勝負度 6

満足度 7

前に出た度 7