結果:日テレ・ベレーザ 2-3 浦和レッズL
場所:味の素フィールド西が丘 観衆1359
優勝を占う大一番ですが、ベレーザは岩清水選手、浦和は菅澤選手が欠場。なでしこリーグは事前の情報がほとんど入ってこないので、怪我なのか戦術的なのかは分からず。ただ田中・菅澤の両エース対決としても注目だったので、菅澤選手の不在は残念。
浦和は元ジェフ千葉のエスナイデル監督のサッカーを彷彿させるハイライン。広大なスペースはキーパーの池田選手がケアする形で、ベレーザの前線を押し下げます。後方から繋ぐサッカーも健在で、38分には遠藤選手のスルーパスを高橋選手が決めて浦和が先制。
球際の強度も高く、優勝争いをするに相応しいバチバチの攻防。1-0と浦和の理想的な展開で折り返すことになりましたが、ベレーザが後半にめっぽう強いことは誰もが知るところ。60分には田中選手のゴールでベレーザが同点。エースの一撃で俄然勢いを増し、浦和ゴールに迫るベレーザと、防戦一方になる浦和。
「やっぱりベレーザには敵わないのか」という空気も漂い始めた71分。密集から抜け出した長嶋選手が、キーパーとの一対一を制して勝ち越しゴール。その6分後には栗島選手のクロスを、再び高橋選手が頭で合わせて追加点。
ベレーザはアディショナルタイムに三浦選手のゴールで一点を返しましたが、反撃もここまで。タイトルを左右するような大一番で、ベレーザが負けるのは近年ではちょっと記憶にない。それだけ強大な相手だからこそ、浦和もこれだけの歓喜を得られたのでしょう。
高橋選手、遠藤選手など、若い選手の活躍も目立ちましたが、やはり一人一人の気迫が上回っていたのは浦和の選手達。ベレーザには散々苦渋を味わされて来たのはサポーターも同じ。もちろん雨の中の大声援が、選手を後押ししたことも間違いないでしょうね。
戦術的にもインテンシティ的にも、見応え十分だった試合。なでしこリーグも普段からこれくらいのレベルの試合を続けていれば、間違いなく代表の結果にも繋がっていくと思いますけどね。
試合採点
ハッスル度 8
見応え度 7
名勝負度 7
満足度 8
インテンシティ度 8
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