日本 vs モンゴル

大会:FIFAワールドカップカタールアジア2次予選

結果:日本 6-0 モンゴル

場所:埼玉スタジアム2002 観衆43122


モンゴルには申し訳ないが、見に行くか迷うくらい興味を惹かれなかった対戦カード。日本代表戦とは思えないくらい、空席も目立った埼玉スタジアム。ただその低かった期待値を、良い意味で裏切ってくれた試合となりました。


試合前から「守備的に戦う」と公言していたモンゴルの監督。そうなると、勝負自体の興味は先制点が入るまで。試合開始から攻め立てる日本は22分、伊東選手のピンポイントクロスを南野選手が頭で合わせ先制。


得点ラッシュの口火を切るゴールでしたが、やはり一番価値が高いのが先制点。チャンピオンズリーグの活躍で、一躍注目度が高まっている南野選手。海外で活躍する選手は増えているものの、チャンピオンズリーグで活躍する選手は一向に増えていない現状。南野選手にかかる期待は大きいのです。


その後も日本の攻勢は続き、最終的には6得点。得点のバリエーションも豊富で、得点者も全て違う選手というバラエティーっぷり。このクラスの相手に予想通りな試合展開ではあったものの、攻撃の形、テンポ、時間帯、アイデアも豊富で、最後まで飽きることなく楽しませてくれた今日の試合。今までのアジア2次予選とは、一味違う今の日本代表。


特に目立ったのが「右サイド」の活性化。もちろん伊東選手の活躍によるところですが、酒井選手との連携も良し。ワンツーから崩した3点目などは理想的な形。


日本代表のストロングと言えば伝統的にも「左サイド」。しかしこの試合では、中島選手も脇役になるくらい、右サイドから多くのチャンスメイク。左右両サイドからこのような攻撃力を見せられれば、今後の日本の大きな収穫となるのではないでしょうか。


それでも相手あってのサッカー。ポゼッション率72%、シュート数41ー0の相手なら、ヨーロッパの各クラブで専念してもらっていた方が、よっぽど日本代表の強化になるとは思ったりもしますが。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 2

満足度 7

右の活性化度 7