ビックカメラ高崎 vs Honda Reverta

大会:1部リーグ決勝トーナメント 決勝

結果:ビックカメラ 1-0 ホンダ

場所:横浜スタジアム


ソフトボールリーグ決勝戦。この試合の前には準決勝で既に1試合投げきった上野投手。トヨタのモニカ・アボット投手と投げ合い、決勝はジェイリン・フォード投手との対戦。「一人日米対決」状態ですが、スポーツ界の常識を次々打ち破ってきたのが上野投手。


試合は予想通り、両投手投げ合いの締まった展開。初回からライナーゲッツーや軽快な守備でファインプレーが目立ったホンダ。応援団の数でもビックカメラを圧倒し、ホンダのホームのような雰囲気だった横浜スタジアム。


ソフトボールの試合でいつも感じるのが、そのテンポのよさ。投球間隔も短く、バッティングでも積極的に早いカウントからヒッティング。試合がポンポン進むのは、見ていても気持ちのいいもの。4時間近くかかってしまう昨日のプレミア12とは、どうしても比べてしまいますけどね。


試合が動いたのは6回。ここまで堅守が光っていたホンダでしたが、ミスがらみでワンナウト1・3塁のピンチ。ビックカメラのバッターは4番の山本選手。しぶとく食らいついた打球は内野ゴロになり、ホームへの送球はセーフの判定。


優勝を決める決勝打が、フィルダースチョイスという非常に渋い結末。それでも一塁上の山本選手はガッツポーズ。それだけ1点勝負になることがわかっていた、ヒリヒリの投手戦なのでした。


というわけで上野投手の3安打12奪三振の完封で、ビックカメラの優勝。1日で二人のアメリカ投手陣を相手に貫禄勝ち。ホントこの上野投手の凄さには、毎度毎度驚かされるばかり。もちろん来年の東京オリンピックでも、期待して間違いないでしょうね。


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 6

名勝負度 6.5

満足度 6

1点勝負度 7