大会:キリンチャレンジカップ2019
結果:日本 1-4 ベネズエラ
場所:テレビ観戦
つい2日前は期待の高かったオリピック代表が、コロンビア相手に不甲斐ない試合を披露。そして今度はフル代表が、一年前に互角の勝負をしたベネズエラに完敗。この短い間に変わったことといえばユニホームくらい。まさかそれが原因なんてことはないでしょうけどね。
とはいうものの、チームの底上げを狙ったフレッシュな編成で臨むベネズエラ戦。植田選手、浅野選手、鈴木選手らが揃うリオ・オリンピック世代が中心。一足先に代表の中心になっている中島選手も先発復帰し、それなりに期待感もあった先発の布陣。
ただ試合開始直後から連携面では噛み合わず、パスのズレが多く見られる序盤。これは先日のオリピック代表でも見られたこと。この辺のチームとしての約束事や、戦術がどれだけ浸透しているかは不透明。メンバーがコロコロ入れ替わる代表チームだからこそ、選手任せのアイデアだけでなく、チームとしての決まり事が重要なのでは。
8分に左サイドを崩され先制点を許すと、その後もロンドン選手のハットトリックを含む4失点。フランス代表との「サンドニの悲劇」を思い出すかのようなやられっぷり。ここまでチンチンにされてしまうと、「いい経験」というより「トラウマ」になってしまいそう。
オリピック代表の試合では、後半に入っても立て直すことが出来なかった森保監督。しかし、後半頭から古橋選手と三浦選手を投入し、落ち着きを取り戻した日本。さらには永井選手のチェイシングで、高いで位置でボールを奪えるようになると、さらに日本のリズムに。
69分に山口選手のゴールで一矢報いるなど、後半の立て直しには成功。ベネズエラがペースダウンしたこともありますが、古橋選手や永井選手、山口選手といった途中投入の選手が、試合に勢いをもたらしたことは大きな収穫。それでも1点止まりだったことに、物足りなさは感じますけどね。
ブーイングも出ていましたが、チームの底上げのためにはこういう試合も必要。Jリーグ組で韓国相手に大敗したハリルホジッチ監督は、「本番と別物」と切って捨てましたが、森保監督はそういうことはないと思いたい。この敗戦を恐れずに、東アジア選手権でも、どんどんチャレンジした起用をして行って欲しいものです。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5
名勝負度 5
満足度 5
底上げ度 5.5
0コメント