大会:FUJI XEROX SUPER CUP 2020
結果:横浜F・マリノス 3-3(PK2-3) ヴィッセル神戸
場所:埼玉スタジアム2002 観衆51397
スタジアムグルメ大集合や、マスコット総選挙など、1年で一番お祭り色が強いのがゼロックススーパーカップ。Jリーグの開幕に相応しい、楽しいイベント盛りだくさんの大会なのですが、その一方で試合が面白かったという記憶はほとんどなし。
オフ明け一戦目を考慮しても、もう少しエンターテインメントな試合を見せて欲しいとは、毎年の感想。一応タイトルマッチであるものの、新シーズンのお披露目でもある試合。観客に「魅せる」という意味でも絶好の舞台。その意味では攻撃的なクラブ同士の、マリノスと神戸の対戦カードというのは最高の組み合わせ。
先制したのは神戸。27分にイニエスタ選手のスルーパスからドウグラス選手がゴール。昨シーズン清水で活躍したドウグラス選手を獲得した神戸は、大物路線から現実路線へと方針変更? それでもイニエスタ選手とドウグラス選手のホットラインは、今シーズン期待大。今年もJリーグでイニエスタ選手のプレーを見られることも、なにより喜ばしいのです。
両チームともにゴールキーパーから繋ぐサッカーで、自陣でのボール回しは今年もヒヤヒヤさせられそう。実際にバックパスを奪われて、双方とも失点していますから、シーズン中やACLでもどれだけこの手の失点を減らせるかは課題。
前半は神戸リードで折り返すと、マリノスは後半頭から遠藤選手を投入。すると前半ほとんど使えていなかったサイド攻撃が活性化し、右の仲川選手も得意のカットインなど持ち味を発揮。73分にはエリキ選手のゴールで同点に追いつくと、その後も決定機を多く作り出すのはマリノス。しかし飯倉選手の再三のビッグセーブに防がれ、3-3のドローでタイムアップ。
ゼロックススーパーカップで初めてお目にかかった、エンタメ度の高い試合にもちろん満足。寒さに凍えそうな観戦環境の中、90分で決着を付けてくれればなおよかったですが、その分あれだけ「珍しい」PK戦まで見ることが出来ましたしね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 7
珍PK戦度 8
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