大会:JリーグD1 第1節
結果:横浜F・マリノス 1-2 ガンバ大阪
場所:日産スタジアム 観衆34521
Jリーグ開幕にあたり、今シーズン掲げられた理念が「激しくフェアでアグレッシブなリーグ」。注目を集めるようなビッグマッチでも、お互いの良さを消し合う固い試が多かったJリーグにとって、当たり前のようで当たり前ではない目標。
特に原さんのコメントで好感を持てたのが、「相手の良さを消すサッカーよりも、自分達の良さを出すサッカーをしてほしい」という言葉。これには大いに大賛成。それぞれのクラブの特徴を前面に出したアグレッシブな試合を、今シーズンは多く見せて欲しいものです。
そんな「自分達の良さを前面に出すサッカー」の急先鋒がマリノス。今シーズンもサッカーの「中身」に期待がかかるナンバーワンクラブ。しかし5分にゴール前での繋ぎを奪われ早々に失点。この手の失点はマリノスにとっては付き物というか、1試合1失点は覚悟しておくべきか。絶対にクリアせずに意地でも繋ぐという信念は、けっこう好きですけどね。
35分には左サイドから倉田選手の折り返しを、後方から入って来た矢島選手が決めて追加点。少ないチャンスを確実にモノにしたガンバが、2点のリードで折り返し。
後半に入ると、より一層マリノスの攻勢が鮮明に。再三ペナルティエリアの中に進入し、決定的なチャンスを作るものの、最後の所で弾き返すガンバディフェンス。それでも74分、マルコス・ジュニオール選手が中央でボールを受けると、振り向きざまのコントロールショット。ようやくゴールネットを揺らすと、日産スタジアムも押せ押せムード。
アディショナルタイムには遠藤選手が決定的なシュートを放つも、これを藤春選手が体で弾いてタイムアップ。最後までガンバディフェンスに弾き返され続けた90分。もちろんホイッスルが鳴るまで得点の匂いがプンプンする、アグレッシブな試合でもありました。
前年度チャンピオン相手に勝ち点3と最高のスタートとなったガンバ。一方、ACLのように良いスタートとはならなかったものの、持ち味は発揮出来ているマリノス。どんなクラブでもACLとJリーグの両立は苦戦していますが、そのジンクスをマリノスには打ち破ってほしい期待も大きいのです。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6.5
アグレッシブ度 7
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