休日にスタジアムでスポーツ観戦。そんな当たり前だった日常が、どれだけ幸せで、素晴らしいことだったかを実感している今日この頃。そんな当たり前の日常が、一日でも早く戻ってくることを願いつつ、暇なので1ヶ月ぶりにブログでも更新。
日本にも全国津々浦々、数多くのスタジアムが存在していますが、残念ながら、感動するような素晴らしいスタジアムに出会えることはごくわずか。逆に、「見にくい」「狭い」「遠い」「何もない」といった、「残念なスタジアム」の方が大多数なのではないでしょうか。その「残念なスタジアム」の不自由さも、振り切れてしまえば「特徴」や「話のネタ」にもなるわけで。そんな愛すべき日本の「残念なスタジアム」を今まで訪れた中から→(https://stadiumreport.amebaownd.com)、勝手にランキングしてみました。完全に個人の独断と偏見によるものですので、ご容赦ください。
第10位 国立競技場
名称:国立競技場
種類:陸上競技場
収容:68,000人
すったもんだの末に完成した新国立競技場。ド派手だったザハ案から一転、陸上競技場としても、球技場としても、無難にまとまってしまった印象。国民の声もネットで募集し、建設費1500億円以上かけた国家プロジェクト。その期待と不安を抱えながら初観戦の感想は「普通」。
第9位 カシマサッカースタジアム
名称:茨城県立カシマサッカースタジアム
種類:サッカー専用競技場
収容:40,728人
見やすくスタグルも充実のスタジアムですが、アクセスの悪さが突き抜けているため、ワースト10にもランクイン。サッカー専用でありながら、その不便さゆえ、日本代表戦もほとんど開催されないという残念さ。東京から直通バスも出てますが、渋滞でキックオフに間に合わなかったことも何度か。
第8位 三協フロンテア柏スタジアム
名称:日立柏サッカー場
種類:サッカー専用競技場
収容:15,349人
コンパクトで選手がすぐ目の前の、熱気溢れるスタジアム。しかしその「熱さ」ゆえ、ゴール裏以外の座席でも「応援」を求められることもしばしば。じっくり観戦したい中立ファンにとっては、居心地の悪い思いをすることも。雨が降ればずぶ濡れになることも覚悟。
第7位 京セラドーム大阪
名称:大阪ドーム
種類:多目的ドーム球場
収容:36,220人
多目的ドームの分、野球では「見にくい」との声も多い京セラドーム。外野席が2層式のため、応援も分散してしまう構造で、天井の圧迫感も凄い。オリックスが常に集客に苦戦している要因の一つが、この野球場の雰囲気を感じにくいスタジアムであることは間違いないと思うが。
第6位 等々力陸上競技場
名称:川崎市等々力陸上競技場
種類:陸上競技場
収容:27,495人
メインスタンドとバックスタンドの格差が激しいスタジアム。バックスタンド側のコンコースは狭く、混雑の中を歩くのも一苦労。自由席の確保の難易度も、Jリーグトップクラス。見切り席も多く、とても快適とは言えない環境ながら、毎試合2万人以上が詰めかける、クラブの集客努力には頭が下がります。
第5位 メットライフドーム
名称:西武ドーム
種類:ドーム型野球場
収容:32,725人
12球団で唯一、アクセスの不便なプロ野球球場。完全なドーム球場ではないため、隙間から雨は吹き込み、冬は寒く、夏は蒸し暑い。名物だった花火も見えなくなってしまった残念さ。いっそ再び屋根を外した方が良さそうなほどですが、雨の多い森の中という立地もこれまた残念。
第4位 味の素スタジアム
名称:東京スタジアム
種類:陸上競技場
収容:49,970人
ピッチの周りは、広大な謎のフットサルコート。陸上競技場として稼働することは少なく、サッカースタジアムっぽく見せるための人工芝。それなら始めから「サッカー専用」として作って欲しいもの。悪しき「多目的」文化が、結果的にサッカー、陸上、どちらにとっても中途半端なスタジアムを生み出しているように思うのです。
第3位 東京ドーム
名称:東京ドーム
種類:ドーム型野球場
収容:46,000人
日本を代表する野球場はとにかく窮屈。隣の人と肩はふれ合い、前の座席で膝はがっちりロック。いまだに飲み物やスタグルも驚くような値段。それでも毎試合4万人以上のファンが訪れ、何もせずとも物が売れる。そんな殿様商売がスタジアムの進化を遅らせ、今では平凡な野球場に成り下がってしまったのでは。
第2位 キューアンドエースタジアムみやぎ
名称:宮城スタジアム
種類:陸上競技場
収容:49,133人
「見にくい」「アクセス悪い」「何もない」と、3拍子揃ってしまった宮城スタジアム。日韓ワールドカップのために作られたものの、日本代表が敗退した会場になってしまうなどイメージまで悪い。挙げ句の果てには集客を見込めず、地元ベガルタ仙台まで使用しないなど、踏んだり蹴ったりの残念スタジアム。
第1位 日産スタジアム
名称:横浜国際総合競技場
種類:陸上競技場
収容:72,327人
1階席は傾斜が緩く、果てしなく遠く感じるピッチ。2階席からは選手が豆粒。日本で一番フットボールが見にくいスタジアムで、サッカー・ラグビーのワールドカップ決勝戦をやらなければいけない、日本の寂しいスタジアム事情。それは新しい国立競技場が誕生した現在でも、変わらず続いていくことがただただ残念。
※2020年4月現在
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