大会:JリーグD3 第12節
結果:沼津 0-3 熊本
場所:愛鷹広域公園多目的競技場 観衆1008
昨日の藤枝戦に続いて、チャントの「録音」が流れるスタジアム。どうにもこれが違和感があると言うか、シュールと言うか。静寂な環境ならではの「気づき」もあったりして、それはそれで慣れてしまってもいる現在の観戦環境。それでもやはり、早く本物のチャントが響くスタジアムに、戻って欲しいものです。
試合は熊本が主導権を握る展開。取れそうで取れない熊本のボール回しに、沼津は追い回されて消耗していく展開。8月のデーゲームという過酷な環境でもあり、ボール保持率で勝る熊本が終始試合をコントロール。
沼津はゴール前から繋ぐサッカーを展開。しかし26分にそのボールが熊本に渡ってしまい、谷口選手がそのままゴール。このパターンの失点、近年のJリーグでは毎週のように見かけるようになりましたが、それだけ後方から繋ぐクラブが増えている証拠。それでも、なんとも「もったいない」失点とは、いつも思ってしまうのですが。
熊本は63分にも左サイドを突破すると、ラストクロスを浅川選手が頭で合わせて追加点。その後は無理に攻めることはせずに、沼津にボールを持たせて試合をコントロール。
沼津も栗原・イブラヒム選手を投入して得点を狙いましたが、逆に89分、谷口選手に追加点を決められ万事休す。消耗戦の環境の中、交代策でも先手を打っていたのは熊本。ほぼ完璧な試合運びの完勝だったわけですが、アウェーサポーターのいない沼津のホームゲームでは、ノーリアクションのスタジアムが気の毒ではありました。
一方、何もさせてもらえなかった沼津。個では染矢選手のカットインからのシュートなど、光るプレーも見られましたが、チームとしてゴールの遠かった試合。ホームで0-3といいとこなく完敗と、普段だったらブーイングもの。しかし、ブーイングも出来ない今の環境スタイルも、少し淋しいものがありますけどね。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5
名勝負度 4
満足度 4.5
ノーリアクション度 7
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