ファイティングイーグルス名古屋 vs 山形ワイヴァンズ

大会:B2リーグ 第6節
結果:FE名古屋 79-76 山形
場所:名古屋市枇杷島スポーツセンター 観衆410

エンターテインメント満載の演出で、試合以外も楽しませてくれるBリーグ。この試合でも火花やスモークの演出で、ド派手な入場シーンは高揚感もアップ。ただ、スモークはなかなか排出されず、警報が誤作動するなど騒々しさ。Bリーグのエンタメ性に対して、アリーナの設備が追いついていない現状はありますけどね。

さて、試合はホームの名古屋がリードすれば、山形が粘り強く逆転する一進一退の攻防。第2Q途中までは、名古屋が10点のリードを広げる場面もありましたが、連続3ポイントなどで一気に逆転まで繋げる山形。試合の流れが行ったり来たりと、中立ファンにとっては最高に面白い展開。

名古屋はウォルドー選手のパワーや杉本選手の推進力を武器に、外から中からバランスよく得点を重ねていきます。逆に山形はランダル選手の得点力を中心に粘り強く食らいついて行き、1点差を争うシビれる攻防。

そして第4Qの最後、70ー67と名古屋3点リードで迎えた山形のラストプレー。体勢を崩しながら放ったランダル選手の3ポイントシュートは、放物線を描いてネットに吸い込まれるブザービーター。驚くほどの粘り強さを見せる山形は、土壇場での同点ゴールに名古屋のホームアリーナも騒然。

オーバータイムの延長戦でも、名古屋がシュートファールからリードを広げますが、やはりここでもしぶとく食らいつく山形。そして再び、同点をかけた3ポイントシュートを放つ新号選手。スローモーションのようにシュートの軌道が見えましたが、今度はリングに弾かれタイムアップ。それでも山形の驚異的な粘りから生まれた好勝負。もちろん試合後には両チームに向けて、大きな拍手が送られていましたよ。

試合採点
ハッスル度 7
見応え度 7
名勝負度 7
満足度 7
山形の粘り度 8