結果:浦和レッズ 0-2 ガンバ大阪
場所:埼玉スタジアム2002 観衆56758
Jリーグの優勝がかかった大一番。チケットは完売。天気は快晴。揃えるだけの条件は整いました。1年に1度あるかないかの大舞台。あとは選手たちが、最高の試合を見せてくれるだけです。
サポーターたちの気合いの入りようとは裏腹に、試合は決勝戦にありがちの固い展開になってしまいます。スコアレスドローだけは避けてほしいところですが、前半を0-0で折り返したときは、引き分けもある程度覚悟しました。
膠着状態が続くなか、試合が動きだしたのは80分ころから。ロスタイムに倉田選手が、試合を決定づける2点目を決めた時、去年も同じ光景を見たことを思い出しました。1年前の日産スタジアムには、Jリーグ新記録の6万2632人の大観衆。勝てば優勝が決まる横浜F・マリノスは、新潟を相手に見せ場なく敗れました。僕も現地観戦していましたが、6万人の前での完敗劇に愕然としたのを覚えています。ガチンコと言えばガチンコなのですが、「絶対に負けてはいけない試合」とはこのことです。
2年連続で、同じ状況に遭遇してしまったわけですが、この結果によって最終節まで優勝の行方はわからなくなりました。がぜん勢いづいたG大阪。残りのカードを見ると浦和よりも有利か。気落ちするにはまだ早い。浦和もホームで優勝を決めるチャンスがもう一度残っています。
両ゴールキーパーのファインセーブなどもあり、緊張感漂う好ゲームではあったものの、ハードルが上がりきっていたため、物足りなさも感じる試合でした。プレビューでも書きましたが、この試合でJリーグファンは増えたでしょうか? 気になるところですが、スタジアムの雰囲気は日本代表戦とは明らかに違います。より「サッカー感」を楽しめるのは、断然Jリーグだと言えるでしょう。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 5.5
名勝負度 5.5
満足度 5
ガチンコ度 7
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