いよいよ今週土曜日に迫ったJリーグ天王山、浦和レッズ vs ガンバ大阪。この一戦はただの公式戦の一試合ではありません。優勝がかかる1位と2位の直接対決もさることながら、チケットは即日完売。NHKでの地上波全国放送も決まっています。
普段は日本代表戦しか見ないサッカーファンを、Jリーグに振り向かせる大きなチャンスなのです。楽しみとともに、多少の不安も抱いています。思い出されるのは第14節のセレッソ大阪戦。フォルラン選手の埼スタ初登場ということもあり、観衆は5万4千人以上。この時もNHKで生中継されるなど、注目度の高い試合となっていました。
しかしこの試合の内容は、びっくりするほど低調なものでした。最後は関根選手のファインゴールによって、多くの浦和レッズファンは喜んで帰ったかもしれません。しかし、初めてスタジアムに訪れた人がこの試合を見て「また来たい」と思ったでしょうか。たまたまテレビを見ていた人が「Jリーグは面白い」と思ってくれたでしょうか。
このような試合内容になった要因は、やはり「監督」にあると思います。首位の浦和に対抗すべく、まったく攻撃を仕掛けなかったC大阪。当時のポポビッチ監督は、FC東京時代にも何度かこのような試合をしていた前科がありました。監督にとって結果が全てなのは当然です。しかし勝敗を超えるものを、見せないといけない試合は必ずあると思います。
来シーズンから2ステージ制に変わるJリーグ。いろいろ問題もあったようですが、変える理由を簡単に言えば「観客動員が減っているから」。最後の1ステージ制の優勝がかかった大一番。大きな注目を集め、Jリーグファン、サッカーファンを増やせる絶好の機会。両チームの選手そして監督には、最高の試合を期待してやまないです。
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