日本 vs イタリア

大会:キリンチャレンジカップ2001

結果:日本 1-1 イタリア

場所:テレビ観戦


スカパーで放送されている「日本代表スペシャルアーカイブ」。その放送ラインナップを見た時に、楽しみにしていた一つがこの2001年のイタリア戦。日韓ワールドカップを翌年に控えた、埼玉スタジアムのこけら落としの試合です。それにしてもイタリア代表の豪華なこと。


ブッフォン選手、トッティ選手、デルピエロ選手、そして現在ミラン監督のインザーギ選手。これだけのスター選手達、日本でワールドカップが開催されるからこそ、来てくれたのでしょうね。ヨーロッパの強豪国と日本で試合をすることが、この先どれくらいあるでしょうか。


先日引退を発表した柳沢選手。今でも語りぐさの伝説のボレーシュートを、再び見ることができました。改めて試合見ていると、このシュート以外もキレのある動きを見せていました。周りを生かす動きは、高原選手と相性ピッタリだったと思います。それだけにこの2トップを、日韓大会で見られなかったのは残念でした。


そしてもう一人キレキレだったのが稲本選手。イタリアの選手にも当たり負けしない体の強さは、中田選手にも引けを取らないものでした。翌年のワールドカップの大活躍につながっていたのですね。この試合の解説は、当時を振り返って話をしているので、「この場面はこうだった」とか「監督の指示はこうだった」とか、とても興味深い内容になっていました。


やっぱりトルシエ監督は、選手のスパイクにも注文を出すほど、指示も相当細かったようです。そのキャラクターで損をしているのか、なぜかあまり評価の高くないトルシエ監督。しかし実績では歴代監督の中で、断トツのナンバーワンでしょう。


ワールドユース 準優勝シドニーオリンピック ベスト8アジアカップ 優勝(ぶっちぎり)コンフェデレーションズカップ 準優勝ワールドカップ ベスト16これだけの成績を残してますが、再び代表監督をやってほしいとはあまり思いません。しかし、アンダーカテゴリーならちょっと面白そうです。エキセントリックな指導法は、今の若い世代には必要なのかもしれません。


東京オリンピックでトルシエ監督。ありえないけどちょっと見てみたい・・・なにより本人が、やりたがっているみたいですからね。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 5.5

満足度 7

華やかさ度 7.5