日テレ・ベレーザ vs べガルタ仙台L

大会:皇后杯 準決勝

結果:日テレ・ベレーザ 2-0 べガルタ仙台L

場所:味の素フィールド西が丘 観衆3361


皇后杯準決勝の第1試合です。この日出場した4チームは全てJクラブの女子チームなので、会場の雰囲気もJリーグに近いものがありました。普段のなでしこリーグは「ほのぼのした空気」が流れていて、それが魅力でもあるのですが、たまにはこういう「ヒリヒリした空気」も良いものです。


決勝の舞台が味の素スタジアムなので、ホームのベレーザにとっては、決勝進出がノルマだったでしょう。試合開始20分くらいまで仙台の攻勢が続きましたが、その時間をしのぎきると、後は終始ベレーザペースで試合が進んでいきました。


序盤こそ縦への突破などもありましたが、その後は好調の浜田選手へ、クロスを合わせる仙台の攻撃に対して、ベレーザの攻撃は実にバリエーションが多彩でした。ドリブル、ワンツー、ショートパス、そしてロングパスまで。そのパスのほとんどは阪口選手から供給されるものです。


そして才能豊かな若手選手達。得点を決めた長谷川選手はもちろん、籾木選手や、清水選手なども、のびのびプレーしているように見えました。今のベレーザは、若手とベテランがいい具合に融合しているようです。ここでタイトルを取れれば、再び黄金時代を築けるかもしれませんね。


決勝の相手は、こちらも有望な若手が多く揃う浦和レッズL。しかしこちらは若手主体で、ベテランの存在はありません。このベテラン選手の存在が、決勝戦では大きなカギになってくるのではないでしょうか。


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 6

名勝負度 5

満足度 5.5

若い力度 6.5