WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム

大会:WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム

場所:東京ドーム 観衆36000


新年明けましておめでとうございます。2015年のスポーツ観戦始めは、新日本プロレスの東京ドーム大会からとなりました。数年ぶりに訪れたプロレス会場は、雰囲気、試合内容、演出などなど、時代の経過を感じることが数多くありました。


それでは第1試合から一言ずつ感想です。


第1試合

カイル・オライリー ○-● アレックス・コズロフ

第1試合から大技の連発は、東京ドーム大会ならではか。


第2試合

本間朋晃 ○-● 高橋裕二郎

テンコジより本間選手がおいしい所を持っていきました。


第3試合

丸藤正道 ○-● 飯塚高史

さすがの丸藤選手。華もあり、短時間でも十分楽しませてくれます。


第4試合

桜庭和志 ●-○ 鈴木みのる

格闘技よりも、プロレス色の強い試合でした。桜庭選手のボディスーツには少し残念。


第5試合

石井智宏 ●-○ 真壁刀義

スーパーヘビー級の迫力満点。


第6試合

田口隆祐 ●-○ ケニー・オメガ

田口選手ペースの試合でしたが、最後に逆転負けの展開。


第7試合

ドク・ギャローズ ●-○ 柴田勝頼

柴田選手のフォール勝ちですが、この4人の中に入ると線の細さが目立ったか・・・


第8試合

内藤哲也 ●-○ AJスタイルズ

今はスーパーヘビー級よりも、スマートで動きにキレのあるヘビー級が主流のようですね。


第9試合

中邑真輔 ○-● 飯伏幸太

この日のベストバウト。見応えのある激しい攻防もあり、しっかり二人のキャラクターも生きた試合でした。それにしても中邑選手の振り切れ方は見事ですね。試合前のインタビューVTRの段階から、期待感が充満していました。


第10試合

棚橋弘至 ○-● オカダ・カズチカ

この日のメインイベントは、30分越えの名勝負になりました。数年前に見た棚橋選手は、線の細さも残り、まだまだ若手の印象が強かったですが、今ではチャンピオンとしてすっかり風格が漂っていました。エアギターも含めて、スター性もバッチリです。一方のオカダ選手。ドロップキックや、パイルドライバーなど、オーソドックスな技を、必殺技レベルに引き上げた功績は大きいと思います。ドロップキックの出すタイミングも完璧でした。こちらも棚橋選手と違った華がありますね。この日の大会では、バックの取り合いや、グランド技の攻防は一切見られませんでした。地味な展開を捨てて、昔のファンにとっては少し物足りない感じもしますが、エンターテイメントとしては抜群でした。棚橋選手、中邑選手、オカダ選手、3人のスター選手を抱える新日本人気は、しばらく続きそうです。


大会採点

ハッスル度 7

見応え度 6.5

名勝負度 7

満足度 7

エンターテイメント度 7.5