日本 vs ウズベキスタン

大会:JALチャレンジカップ2015

結果:日本 5-1 ウズベキスタン

場所:味の素スタジアム 観衆46007


青山選手のスーパーゴールで幕を開けた試合ですが、スタメンもガラっと変えてきました。前節との違いは前半に主力組、後半から新戦力といった構成でしょうか。そして今回結果を残したのは後半組。待ち望んだ新戦力の活躍に、会場はお祭り騒ぎとなりました。


流石の個の力を見せてくれた宇佐美選手。ドリブル、シュートは一級品ですが、決定的なパスを出せるのも大きな武器です。ロンドンオリンピックでは不完全燃焼で、一人うつむいていた場面を思い出しますが、ようやくここまで辿り着きました。しかし目指すは日本のエース。まだまだ成長してもらわないと困ります。


そしてもう一人、期待のキープレイヤー柴崎選手。どうやらハリルホリッジ監督は、トップ下での起用を考えているようです。そうなると、ライバルは香川選手や清武選手。宇佐美選手ほどのインパクトは残せませんでしたが、しっかり得点をとってアピールできました。日本のトップ下争いは大注目です。


2連勝で最高の船出となったハリルジャパン。たった2試合で、日本に多くのことをもたらしてくれました。一つは「ポゼッションでなくても楽しい」こと。堅守速攻と聞くとあまり良いイメージを受けませんが、この試合を見せられて、誰も守備的とは思いませんよね。


二つめは「戦術の重要性」。後半のゴールラッシュの影には、前半の布石がありました。戦術によって試合が動く。選手達がそのことを知っていれば、ザックジャパン時代に3ー4ー3が機能しないなんてことも、なかったかも知れません。


そして三つめは「ポジション争いの激化」。ようやく鉄板のレギュラーにメスが入れられ、どこのポジションも競争意識が芽生えたことは間違いなし。出来ればロシアワールドカップ本番まで、この状態を続けてもらいたいほどです。「監督が変わればチームが変わる」当たり前ですが、再認識させられた2試合でした。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 6

満足度 8

お祭り騒ぎ度 8