日本を代表する2大スポーツ。野球とサッカー。国内の歴史を比べれば、もちろん野球に軍配が上がりますが、日本代表だけを見れば、サッカーに分があるでしょう。
共に絶大な人気を誇る「日本代表」。しかし会場に足を運んでみると、それぞれで違った様子を発見することがありました。
サッカー日本代表「サムライブルー」のスタンドは、おなじみの光景。他の色の服を着るのをためらうほど、青一色で埋め尽くされます。老若男女様々な人がいるのも特徴ですね。特に女性客の多さがJリーグとの一番の違いでしょうか。
一方野球の「侍ジャパン」では、代表のユニホームを着ている人は、それほど多くは見られません。逆に目につくのが、それぞれのチームのユニホームを着た人達。巨人、阪神はもちろん、日本ハムからソフトバンクまで、12球団全てのユニホームを見かけることができます。それは「代表戦」よりも「オールスター戦」を思わせるものでした。
それぞれに良さがありますが、どちらが健全かと言えば「野球」と言えるかもしれません。日常の延長線上にあるのが日本代表。「我がチーム」から選抜された選手を応援する野球は、日常と代表が繋がっているからでしょう。
一方、浦和レッズやガンバ大阪のユニホームをほとんど見かけないサッカーの代表戦。「代表は見るけどJリーグは見ない」という人が多い証拠なのかもしれません。サッカーの課題は、いかにJリーグと日本代表を繋げるか。ワールドカップだけを見るなら単発ドラマ。普段から応援しているチームから代表選手が選ばれれば、4年間の壮大な大河ドラマになります。
その意味では、多くの選手を起用しようとしているハリルホリッジ監督には、大いに期待しています。サッカーの代表戦でも、Jリーグのユニホームを多く見かけるようになるかもしれませんね。
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