大会:世界フィギュアスケート国別対抗戦2015
優勝:アメリカ
場所:国立代々木競技場第一体育館
「スポーツ観戦」と言うよりも、「芸術鑑賞」のほうが近いでしょうか。よくJリーグ観戦は敷居が高いと聞きますが、フィギュアスケートはさらに、他とは一線を画すでしょう。一見さんお断り感(憶測)をヒシヒシ感じながらの、フィギュアスケート初観戦です。
僕のような素人が見ても、良い演技は分かるものですね。エリザベータ・トゥクタミシェワ選手のダイナミックな滑りや、アシュリー・ワグナー選手のキレのあるジャンプに、目が釘付けになりました。
そして、会場を最も沸かせたのが宮原知子選手。表現力豊かな演技は、贔屓目なしでも今日一番のインパクトです。大物になりそうな予感をビシビシ感じる選手。凄いものを見せてくれました。
もう一つ印象に残ったのがペアの種目です。シングルに比べてやや影の薄い印象でしたが、ストーリー性、男女のダイナミックなコンビネーションなど、見応え十分です。他の競技では、男女の能力差を比較する無意味な意見を耳にしますが、この種目は男女の長所が見事に活かされる、最高の競技なのかもしれません。
この大会は、国別対抗戦となってはいるものの、それほど「ガンバレニッポン」一色という感じではなく、他の国の選手の素晴らしい演技に対しても、同じように拍手を送る会場の雰囲気に、非常に好感が持てました。
大会採点
ハッスル度 6
見応え度 7.5
名勝負度 6
満足度 8
芸術度 8
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