結果:日本 1-0 イタリア
場所:南長野運動公園総合球技場 観衆14453
今年改修されたばかりの南長野運動公園総合球技場。他の球技専用スタジアムと比べても、大満足の見やすさです。そしてスタジアムが真の姿を見せるのは、フルハウスになった時。満員で埋まり、最高の雰囲気だった「なでしこ壮行試合」イタリア戦を現地観戦です。
イタリアは、固い守備からの鋭いカウンター。女子にもしっかりお国柄が反映されています。序盤はイタリアの激しいプレスに、なかなかリズムを作れませんでしたが、次第に勢いに慣れてくると、日本らしいパスワークが回り始めます。起点はもちろん宮間選手。サイドでも中央からでも、唸るようなパスを何度も見せてくれました。
しかし本番では、宮間選手をここまで自由にさせてくれる国はないでしょう。ロンドン五輪の時のように、徹底マークの中でどれだけ生きられるかが、大きな鍵になりそうです。
後半7分に、大儀見優季選手の見事なゴール。その後は、様々な選手やシステムを試しつつ、しっかり勝ち切ることに成功です。攻撃の形もニュージーランド戦より数段良くなりました。複数のポジションでも自分の色を出せる、宇津木選手は貴重な存在ですし、鮫島選手のジョーカーも、面白いアイデアだと思いました。もっと得点シーンを見たかったですが、イタリア相手に1-0というのもオツなものですね。
これでいよいよ本番モード突入です。僕が思う最大のキーマンは、ズバリ「佐々木監督」。前回大会より1試合増えて、最大7試合戦うためには、23人全員の戦力が不可欠です。他国もより戦術的なサッカーになり、佐々木監督の采配、チームマネジメントが大きく勝敗に左右してくるでしょう。キャラクターと違って、けっこう「鬼采配」をする佐々木監督の手腕にも注目です。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 7
素晴らしかった南長野運動公園総合球技場度 8
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