日本 vs 北朝鮮

結果：日本　１－２　北朝鮮

場所：テレビ観戦

グングン上昇中だったハリルホジッチ監督の人気と評価も、シンガポール戦によって一気にトーンダウンしてしまった感がありますが、その手腕を見せるには持って来いの大会。海外組を呼べない中で、どのような采配を見せてくれるのか、注目の北朝鮮戦です。

前回大会では、大迫選手、斎藤選手、柿谷選手など毎試合ヒーローが生まれ、国内組だけでもワクワクするようなメンバーが揃っていましたが、それに比べると今大会のメンバーの小粒感は否ません。試合終盤には槙野選手が声を出している場面が見られましたが、このチームのリーダーが誰なのかも、ハッキリ見えて来ませんでした。

開始２分にゴール決めた武藤選手は、今日の試合で光っていた数少ない選手でした。チームでの好調をそのまま代表に繋げていますね。日本代表は日常の延長戦上にあるもので、当然ですがチームで不調の選手が、代表で活躍できるわけがありません。今まで選手のネームバリュー優先で、試合に出ていない選手でも代表に呼ばれることが多かったですが、その流れを変えられる監督なのかは、今後も見守る必要はありそうです。

序盤こそ日本ペースで進みましたが、すぐさまペースダウンしてしまいます。パスを繋げることが出来ず、かといって縦に早いカウンターを仕掛けることもできません。サイドバックの攻撃参加もほとんど見られず、何度かあった決定機を外し続けていれば、当然の結末が待ち受けているでしょう。

２日続けて北朝鮮国民を喜ばせてしまった日本。国内組とはいえ、「男子北朝鮮代表」は負けてはいけない相手でしょう。ただただ放り込んでくるだけのサッカーにやられてしまう悲しさ。勝利と内容を求めたハリルホジッチ監督ですが、どちらも手にすることが出来ず、自身の評価も一転ピンチに陥りそうです。残り２試合、挽回のチャンスはあるでしょうか。

試合採点

ハッスル度　5

見応え度　5

名勝負度　5.5

満足度　4.5

バテバテ度　6.5