大会:EAFF女子東アジアカップ2015
結果:日本 1-2 韓国
場所:テレビ観戦
東アジアカップの第2戦です。数日の合宿だけで作られた急造チームなため、本来のなでしこジャパンのような連携や、華麗なパスワークなどは当然期待できるはずもありません。
その中でも見せて欲しいのは、それぞれの選手の個性。試合に負けたとしても、キラリと光るような選手が見つかれば、大きな収穫と言えるでしょうが、その点では北朝鮮戦よりも収穫の少ない試合になってしまいました。
田中美南選手のドリブルや、有町選手の献身的な守備など、目を見張るようなプレーも見られましたが、全体的には無難なプレーが多かったように思います。2012年の「ヤングなでしこ」のメンバーもこの中にいますが、あの時の積極性はどこへ行ってしまったのでしょうか。遠めのレンジからでもガンガンシュートを狙う。オーバーラップでドリブル突破を仕掛ける。まさにキラリと光る個性の集団だったのですが・・・
田中明日菜選手の声もよく出ていましたし、川村選手が入ってからはだいぶリズムも良くなりました。しかし期待したいのはワールドカップメンバー外の選手達。周囲の期待が大きい猶本選手も、横パスやバックパスなど無難なプレーに終始するようでは、今の先輩達を超えるのはまだまだ先になりそうです。
今にも止まりそうなパススピードや、コロコロシュート、クロスの精度や勝負所でのファール。代表レベルとはとても思えないお粗末なプレーも多いですが、気になる所は解説者のお二人が全て指摘していたので救われました。「世代交代」を求めている以上、こういう試合を見守ることも必要なのかもしれませんが、サッカーのエンターテイメントとしては、だいぶ厳しい試合でした。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5.5
名勝負度 5.5
満足度 4.5
無難度 6
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