結果：日本 １－１ 韓国
場所：テレビ観戦
「日韓戦」と言えば、日本人が体験できる数少ない本物のダービーマッチ。お互いに負けたくない気持ちがぶつかり合う、熱い試合が多いのですが、その「熱量」が年々下がっているのも気になる所です。この試合はどうなるでしょうか？
初戦の北朝鮮戦より５人入れ替えての第２戦です。前半から主導権は韓国が握り、日本はリアクションサッカーになってしまいます。ハリルホジッチ監督に変わってから、日本のポゼッション率は低くなっているのですが、アジアクラスでこの程度だと、強豪国相手ではどうなってしまうのでしょうか。
ほとんどチャンスが無かった苦しい展開でしたが、そんな中で生まれた山口選手の見事なゴールでした。その得点はセットプレーの流れから。ハリルホジッチ監督もセットプレーの重要性を語っていましたが、日本はいつからか、セットプレーからの得点が減ってきてしまいました。一昔前は、最も得点の匂いを感じられた日本の十八番。次々と現れた優秀なフリーキッカーも、遠藤選手を最後に影を潜めています。
Ｊリーグの試合でも、フリーキックを蹴る前の期待感は、中村俊輔選手以上の選手はいまだに現れていないように思います。長身の選手や、スペシャルなフリーキッカーがいない以上、今日のようにサインプレーなどで、一層の工夫が必要になっていくかもしれません。
今回の日本代表はフレッシュな顔ぶれとなっていますが、年齢的には決して若いチームではありません。その中でも最年少の浅野選手には、もっともっと積極的な姿勢を見せて欲しかったです。後半に入ると、日韓戦らしく玉際の激しい争いになって行きましたが、韓国のほうにも若さが見られ、結局ドロー決着となりました。やはりお互いに「チャレンジマッチ」の様相が強い試合内容に感じられました。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 5.5
日韓戦度 5
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