結果:柏レイソル 1-3 広州恒大
場所:日立柏サッカー場 観衆14030
2年前のACLでは、完膚無きまでに叩きのめされてしまった相手、広州恒大。現在もスコラリ監督を招聘するなど、アジアナンバーワンのビッグクラブ相手に、柏のリベンジはなるでしょうか。ACLベスト4をかけたファーストレグを現地観戦です。
その国のリーグのレベルを計るのに、助っ人外国人の質が一つの目安となります。とんでもないスーパーフリーキックを決めたパウリーニョ選手しかり、再三攻撃の起点となっていたリカルド選手しかり。柏の選手が複数でボールを奪いに行っても、軽く遊ばれてしまうほど、中国リーグに大きく水をあけられている現状が見えてくるのです。
前半からシュートすら打たせてもらえない柏。広州のデフェンスも良いのですが、ビルドアップのパスミスで攻撃終了。その場にクルム伊達公子さんがいたら、確実に怒られそうなくらい、客席からは溜め息連発でした。
そして何より痛かったのは、開始5分での失点でした。広州の選手が、負傷でピッチを離れている時間での不用意なファール。このフリーキックがオウンゴールに繋がるという最悪な形での失点。先制点を与えないことが、この試合の最大のキーポイントにもなっていたはずですが。もうこの時点で、勝敗は決していたのかもしれません。
広州の攻撃は、サイドチェンジを上手く使い、ここぞの場面では迫力十分。アウェイでの試合運びも完璧で、完全に格上のチームに見えました。工藤選手の一撃で、次節にかすかな望みは残しましたが・・・ それ以上に力の差を見せられた試合内容でした。いよいよ中国のクラブチームを、仰ぎ見る時代がやって来てしまったのか。セカンドレグでの、柏の意地に期待するしかありません。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 6
名勝負度 4.5
満足度 4
辛酸度 8
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