東京23FC vs 流通経済大学FC

大会:関東リーグ1部 後期第8節

結果:東京23FC 2-1 流通経済大学FC

場所:江戸川区陸上競技場 観衆3300


早いもので、後期も残り2節の佳境の戦いに入っています。久しぶりの週末の快晴に、気持ちの良い気候の中、江戸川区陸上競技場には多くの観衆も訪れていました。関東リーグ4位と6位の対戦を現地観戦です。


序盤は攻守の入れ替えが早い、スピーディーな展開が続きましたが、前半6分、東京の飯島選手がゴール前でボールを受けると、豪快なシュートで先制点を叩き込みました。


この得点で勢いに乗った東京は、何度も決定的なチャンスを作り出します。ショートパスやサイドチェンジを上手く使い、テンポの良い攻撃の形はとても見応えがありました。しかし最後のシュートの場面では、流通の選手達も体を投げ出して防ぎ、東京が試合を支配しながらも1点差の状態が続きます。


局面局面では激しい攻防が見られ、このカテゴリーの試合でも、「緩さ」が一切無いことに驚きます。流通の粘りが功を奏し、後半7分に同点ゴールを押し込みました。ここから試合は一進一退の展開に。どちらも決定的なチャンスを作りましたが、なかなか決め切ることが出来ません。


両チームとも疲れの見え始めた後半35分、東京の見事なワンツーから山本選手がきっちり決めて、これが決勝ゴールとなりました。試合終了とともに、倒れ込む流通の選手達。大学生で構成されたチームながら、勝利への気迫や執念が感じられました。


J3に参戦しているU-22選抜よりも、よっぽど意義のあるチームではないでしょうか。さすが多くのJリーガーを輩出している大学だけありますね。


今日のスタジアムには、子供達の姿も多く見られました。あれだけ子供達の声援が聞こえる試合会場も珍しいと思います。Jリーグでも、サポーターの平均年齢が上がっているという問題があるようですが、いかに子供達に試合を見てもらうかも、サッカー界の課題の一つですね。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 6.5

意義度 7