結果:日テレ・ベレーザ 0-0 浦和レッズL
場所:味の素フィールド西が丘 観衆2293
なでしこリーグのレギュラーシリーズも佳境に入ってきました。前節首位のINAC神戸を完封し、勝ち点差1まで追い上げてきた日テレ・ベレーザと、上位リーグ入りを目指す浦和レッズレディースとの一戦。毎回順位に関係なく、実力拮抗の試合を見せてくれる両者の対戦を、現地観戦して来ました。
INACとの一戦では、完璧な強さを見せたベレーザのサッカー。その強さの要因になっていたのが、プレッシングからのボール奪取でした。複数でボール保持者を囲む組織化された守備で、あのINACが何もできなかったほどの衝撃的な強さでした。
その一方で、パスサッカーが生命線の「なでしこジャパン」にとっても、プレッシングは最大の弱点なのですけどね。前節同様、人数をかけてボールを奪いに行くベレーザ。しかし浦和は、INACのように細かくパスを繋ぐサッカーではないので、なかなかプレッシングがかかりません。
逆に猶本選手や岸川選手の強い当たりに苦しめられ、カウンターを受ける場面も多くありました。最後まで集中した守備を見せた浦和のディフェンス陣。長船選手が復帰したことで、長身のデフェンスラインは浦和の武器になっています。乗松選手のサイドバックも面白いアイデアだと思いますし、髙畑選手の声もよく出ていました。
そして今日の勝ち点1は、池田選手のビッグセーブがあってこそです。試合は一進一退の攻防が続き、攻守の入れ替えが激しいスピーディーな展開が続きました。局面局面での攻防は激しく、特に両サイドバックのマッチアップは見応え十分。
ベレーザは、阪口選手や田中選手に決定機が訪れましたが、これを決めることができずにスコアレスドロー。しかし、決定機の数以上にアグレッシブな内容で、非常に見応えのある試合でした。若い選手の多いチーム同士の対戦で、こういう激しい試合を見せてくれることに意義がありますね。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 7
名勝負度 6
満足度 6.5
アグレッシブ度 7
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