川崎フロンターレ vs ガンバ大阪

大会:JリーグD1 2ndステージ第13節

結果:川崎フロンターレ 5-3 ガンバ大阪

場所:等々力陸上競技場 観衆24300


セカンドステージも残り5試合とラストスパート。年間順位4位と5位の直接対決に、大久保選手と宇佐美選手の得点王争いなど、見所の多い好カード。1時間半前到着にもかかわらず、立ち見での現地観戦です。


試合開始2分、左サイドを突破した中野選手のパスを、大久保選手が難なく決めて早々に先制ゴール。大久保選手はこの日は決勝PKも決めて、得点ランキングも単独トップに躍り出ました。こぼれ球に素早く反応する嗅覚に加え、ミドルシュートが打てるのも大久保選手の武器ですね。パンチ力のあるシューターは、日本代表にとっても貴重な戦力だと思うのですが・・・


川崎らしい細かいパスワークだけでなく、杉本選手の高さが加わったことで、サイドからのクロスも増えた印象です。カウンターにも切れ味があり、打ち合いを制しただけでなく、内容でもG大阪を上回っての完勝でした。それにしても中村憲剛選手のミドルシュートは素晴らしかったです。一方のG大阪は連戦の疲れからか、遠藤選手などにも、らしくないミスが見られます。


それでも一時は同点まで追いつくのですから、流石の攻撃力です。パトリック選手の空中戦はほとんど負け無し。2得点も決め、苦しいチームを助ける活躍を見せていました。しかし、期待の宇佐美選手は2人がかりのマークに封じ込められ沈黙。こういう苦しい試合でこそ活躍できる、真のエースになって欲しいですね。


ACLやナビスコカップを勝ち進んでいるG大阪。そのせいでスケジュールがタイトになるのは、不公平な気もします。勝ち進んでいるチームこそ、有利な条件で戦ってもらいたいものです。いずれにしても、攻撃的なチーム同士らしい打ち合いでの8得点。個人的にはスコアレスの試合観戦が続いていたので、そのうっぷんを晴らしてくれた試合でした。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 7

打ち合い度 7