結果：日本 ３－０ シリア
場所：テレビ観戦
アジア２次予選の天王山。今までの相手とは一段レベルが上がり、日本も前半は苦しめられましたが、最後はきっちり実力差を見せての完勝となりました。解説の闘莉王選手も話していましたが、日本はここのレベルに合わせる必要はなく、常に世界レベルを意識した戦いをして欲しいですね。
前半日本が苦しめられた要因の一つに、本田選手と香川選手が封じ込められたことがあります。いまだに日本はこの二枚看板への依存度が高く、相手からして見れば、この２人を自由にさせなければ、怖くない相手と言えるのかもしれません。実際に前半はほとんどチャンスを作ることが出来ず、悪い流れの試合になっていました。
しかしこの流れを変えたのが、岡崎選手のPK奪取。その後は本田選手や香川選手も自由にプレーできるようになり、２点目の見事な追加点に繋がりました。本田選手、香川選手、岡崎選手と、結果を出すのはいつもの顔ぶれ。それにしても本田選手ほど、代表とクラブでの活躍のギャップのある選手も珍しいですね。
主力メンバーの活躍は頼もしい限りですが、このチームの「伸びしろ」はどれほどあるのでしょうか。アギーレ監督からハリルホジッチ監督へと変わり、２人の監督が選んだ選手達は、やはりこのメンバーに落ち着いた感があります。今日の試合では宇佐美選手が勢いをもたらしましたが、前半の苦しい時こそ、原口選手や山口選手が違いを見せて欲しかったです。
今深刻に見える日本サッカーの人材不足。Ｊリーグを見渡しても、中村俊輔選手を超えるフリーキッカーは現れませんし、得点王は大久保選手で、最高のディフェンダーは今でも闘莉王選手。集客でもゴン中山選手にかなう選手がいません。13歳の久保君に期待してしまうマスコミもわからなくはないですが、次々とスター選手が現れる野球界との差は何なのでしょうか？
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 5.5
満足度 6.5
味のある解説度 7
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