車いすバスケ日本代表 vs アフガニスタン

大会:IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ千葉

結果:日本 91-12 アフガニスタン

場所:千葉ポートアリーナ 観衆1012


車椅子バスケットボールのアジアオセアニア大会を初観戦して来ました。この大会は千葉で開催されているのですが、妙にアジアンチックな雰囲気が流れるなか、会場の壁面には、車椅子バスケマンガの定番「リアル」の壁画も大々的に飾られていました。


車椅子バスケを初めて見てまず驚いたのが、バチバチのぶつかり合いです。車椅子の衝突音が会場内響き渡り、特にボールの無いところでのポジション争いが熾烈です。初めて見る者にとっては、車椅子ごと転倒してしまう接触プレーにドキッとしてしまうのですが、恐らく選手にとってはこれが普通のプレーなのでしょうね。


試合立ち上がりから、日本はこのコンタクトプレーで相手を完全ブロック。アフガニスタンは自陣から抜け出すことすら出来ず、やみくもなロングシュートを打つことしか出来ませんでした。第1Q終了で24-2の大差。相手の力関係も分からない中での初観戦でしたが、開始2分を見た時点で日本との実力差は歴然でした。


日本はアウトとインを上手く使い、着実に得点を重ねます。直前に行われていたタイ中国戦と比べて、ほとんどシュートミスが無いことにも驚きます。打てば入る多彩なシュートに、華麗な車椅子コントロールと見応え十分。特に縦横無尽にコートを走り回っていた、藤本選手の圧巻ぶりは抜きん出ていました。


結局試合は日本が攻め続け、91-12での完勝。リオパラリンピックの予選にもなっている大会なので、日本はグループリーグ3連勝と順調な勝ち上がりとなりました。車椅子バスケならではの、激しさやテクニックを存分に楽しむことができましたが、今度はもっとレベルの高い相手との、バチバチの試合も見てみたと思いました。この大会は17日まで続き、入場無料で観戦できます。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 4

満足度 6.5

鉄壁度 8