結果:日本 1-1 イラン
場所:テレビ観戦
10万人の完全アウェーを目論んでいたイラン戦でしたが、ガラガラのスタジアムに拍子抜け。代表戦が毎回満員になるのは、日本くらいなのかもしれませんね。それでもFIFAランク39位の格上イランとの対戦は、テストマッチにはもってこいの相手でした。
宇佐美選手、柴崎選手、武藤選手のいわゆるプラチナ世代が揃ったわけですが、アギーレ監督時代にはすでに頭角を現していた3人。いまだに誰もレギュラーを掴めていない現状にもどかしさを感じます。ほとんど目立った活躍が出来ず3人とも途中交代。
シリア戦の活躍が嘘のようだった宇佐美選手。試合ごとの好不調の波があるのもこの3人の課題でしょうか。アピールして欲しい選手がアピールできない現状に、モヤモヤ感も募ります。イランの精度の高いクロスから再三ピンチを迎え、球際の争いでもまったく勝負になりません。
日本の得点も武藤選手のラッキーゴールの1点のみ。引き分けに終わったのが不思議なくらいの内容でしたが、この試合の相手はドイツでもブラジルでもなく、同じアジアの一員です。現状ではイランは完全に日本の上を行っていますが、世界のベスト16を目指していたはずの日本が、いつのまにかアジアのチームを見上げる状態になっていようとは・・・
タイムリーな今、どうしても比較したくなるエディージャパンとハリルジャパン。最大の疑問は、3年後のワールドカップを基準にチーム作りが出来ているか。ワールドカップ本番前に失速して来た過去のサッカー日本代表とは反対に、本番で最高のパフォーマンスを発揮したエディージャパン。
早々にメンバー固定が見えてきて、交代カードも新鮮味はなし。最年少の南野選手を残り5分で投入するなど、ハリルホジッチ監督の采配を見ていると、残念ながら3年後に最高のチームが完成するようには思えないのです。エディージャパンに習って、朝5時からセットプレーの練習もアリなのでは?
攻撃のリズムを変えた柏木選手が、唯一の収穫に見えた試合でしたが、今回の闘莉王選手の解説も、パンチが効いてて面白かったです。テレビの人はなかなか「本当の事」を言わないのですが、「面白くない試合」とズバッと言ってくれる所に、痛快さを感じました。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 5
名勝負度 5.5
満足度 4.5
3年後が不安度 7
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