結果：日本 ３－０ シンガポール
場所：テレビ観戦
シンガポール相手に「リベンジマッチ」と掲げること自体、なんとも頼りない思いですが、「絶対に勝つ」という言葉とは裏腹に、大幅にメンバーを入れ替えた采配は評価できるものです。前回のスコアレスドローが、ハリルホジッチ監督のつまずきの始まりでもあるので、なんとか払拭したい思いも強かったのでしょう。
新しくワントップで先発出場となった金崎選手。ボールをキープできる体の強さも見せ、裏を狙う動きも多く、ジダンばりのボレーシュートまで決めました。今までの日本代表には無いタイプで、ハリルホジッチ監督の好きなタイプのワントップではないでしょうか。
後半はスタミナ切れが見られましたが、今後の継続しての活躍が期待されます。そしてこの試合の最大の収穫だったのが柏木選手。浦和レッズでも得意としている大きな展開力。それこそが今の日本代表に、最も欠けていた点ではないでしょうか。大きな揺さぶりでシンガポールを走らせ、細かいパスワークも生きて来ます。
長年の課題であった「ポスト遠藤」問題。この試合のリズムを作っていた柏木選手が、何度も遠藤選手のように見えました。清武選手が入ることでフリーキックの精度が上がり、武藤選手のヘディングでのポストレーも強さを見せました。やはり、調子の良い選手を使うことで、そのまま代表での結果に繋がりますね。
３－０という結果は少し物足りないですが、それ以上に収穫を感じた一戦となりました。次は南野選手の活躍も見てみたいものです。
さて、今回から一新された日本代表ユニホームですが、やぶれやすいということも分かりました。新しいデザインの善し悪しは別として、このユニホームを着た人達で、日本のスタジアムが一杯になることでしょう。いつからユニホームを着る文化になったのか分かりませんが、これほどおいしい商売は無いですね。今回のデザイン変更で一番喜んでいるのは、全身ピンク色から解放される、川島選手と海堀選手かも・・・
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 6
ポスト遠藤度 7
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