結果:町田ゼルビア 2-1 大分トリニータ
場所:町田市立陸上競技場 観衆8629
昇格したい気持ちと、降格したくない思いでは、どちらのほうが強いのでしょうか。日本人が好きそうなシチュエーションで、Jリーグのヒット作となっているJ2・J3入れ替えプエーオフ。クラブ最多の入場者数となった、満員の町田市立陸上競技場から現地観戦です。
序盤は町田が勢いを持って試合に入りましたが、硬さからミスも見うけられました。そんな中、先制点を挙げたのは大分でした。前半22分にセットプレーからダニエル選手がヘディングでゴール。苦しい展開の中で、セットプレーは大きな鍵になりますね。大分はこの得点によって流れを引き寄せ、前半を優位に進めていきます。
逆に序盤の勢いを失い、劣勢に回ってしまった町田。苦しい状況を打開する鍵は、セットプレーともう一つが個人技。前半終了間際に決めた鈴木選手の豪快ゴールは、この試合の流れを決めたプレーと言っていいほど、町田にとって大きな得点となりました。
同点ゴールの勢いそのままに、後半も攻勢が続く町田。後半27分には鈴木選手が、この日2点目となるゴールを決め逆転に成功。追い上げたい大分は逆に退場者を出してしまい、絶体絶命のピンチに追いやられてしまいます。
こういう場面は、監督の腕の見せ所でもあります。特にこの試合はJ3ルールで、交代枠も5。柳田監督も2枚変えをするなど、思い切った采配を見せましたが、なんともう一人退場となってしまって万事休す。大宮、磐田とJ1昇格の相手となってしまって散々な大分ですが、ホームの第2戦では意地を見せられるでしょうか・・・
逆に最高の結果を残し、アドバンテージを得ることが出来た町田。この試合も昇格への気持ちが入った熱いプレーが見られ、大分を完全にシャットアウトした完勝でした。気になる点は、9人の大分相手に追加点が奪えなかったことでしょうか。大分にも可能性が残っている分、この結果が第2戦ではどう影響してくるでしょうか。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6.5
名勝負度 5.5
満足度 7
荒れ模様度 6
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