結果:日本 1-3 オランダ
場所:テレビ観戦
海外組を含めた、なでしこジャパンの試合はなんと7月のワールドカップ以来。「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、せっかくの準優勝という好成績も、はるか昔の出来事のように思われてしまいます。
さて、今年最後の親善試合ですが、オランダ相手に1-3の完敗でした。ボールを支配しながらミスによる失点。「ヨーロッパでは、ミスは直ちにゴールという形で罰せられる。」とはオシムさんの言葉ですが、女子の世界でも当てはまりそうです。国内でプレーしている選手達は、どうしても外国人選手のリーチの長さや、フィジカルの強さに慣れるのに、時間がかかってしまうのが問題ですね。
佐々木監督のコメントには、「未熟なところが出た」とありましたが、ミスに関わってしまったのは宮間選手と、鮫島選手。経験のあるこの2人でさえ、国内仕様から海外仕様の切り替えが遅れてしまうのですから、普段から外国人選手を相手にすることが、いかに大切かが分かります。なでしこリーグでも、もっと多くの外国人選手を呼ぶべきではないでしょうか。
テストマッチ色の濃い試合で、6人の交代枠を使い、いくつものシステムを試した結果、最後はバラバラになってしまいました。それでも後半途中までは、なでしこらしい連携も見られましたし、8月の東アジアカップよりは、はるかに内容のある試合になっていました。
今が旬の阪口選手と有吉選手。特に今一番得点の取れそうな匂いがするのが阪口選手。その選手を最終ラインに置いてしまっては、攻撃が停滞してしまうのも無理もありません。
不安を抱えたまま、来年2月のオリンピック予選。このままぶっつけ本番で臨むのでしょうか? せっかくの大阪開催の日程も見事に土日を外されて、いろいろなことが心配になってしまいます。秘かに新ガンバスタジアムでの開催も期待していたのですが・・・
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 5.5
逆風度 8
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