結果:ノジマステラ神奈川相模原 2-2 スペランツァFC大阪高槻
場所:相模原ギオンスタジアム 観衆2776
Jリーグでもプレーオフシーズン真っ只中ですが、なでしこリーグでも、来シーズンの1部を賭けた戦いが始まりました。シーズンが終了してからしばらく間が空き、この試合のための準備も万端のはず。後半にはバックスタンドも解放されるほど、注目度の高かった、1部・2部入れ替え戦を現地観戦です。
試合序盤からホームのノジマが主導権を握る展開が続きましたが、先制したのは大阪高槻でした。前半34分、一発で裏を抜けた成宮選手が落ち着いてゴール。その8分後には、ワールドカップ決勝のアメリカ戦を彷彿させるような、グラウンダーのコーナーキックから追加点。少ないチャンスをキッチリものにした大阪高槻。この試合に向けての対策を、しっかり練ってきたことが伺えました。
後半に入っても、最後の崩しの場面では潰されてしまうノジマ。ビルドアップではしっかり足下にパスを繋げるのに、ラストのクロスの精度が、アバウトになってしまうのは、日本サッカーの課題でもありますね。オフサイドによる幻のゴールが3回もあるなど、ノジマにとってはジリジリした時間が続きました。
後半32分、田中陽子選手のコーナーキックが、オウンゴールを誘い追い上げムード。しかし大阪高槻の守備も集中していました。アディショナルタイムに入るとしっかりと時間を使い、本並監督もやるべきことを全てやって、後はホイッスルを待つだけという状況でした。
パワープレー並に、ノジマが上げた一本のロングボール。ディフェンダーとキーパーの間に落ちて大きくワンバウンド。これが相手の連携ミスを誘い、長澤選手がまさかまさかの土壇場ゴールを生みました。散々跳ね返されて来た攻撃が、何気ないロングボールで得点が入ってしまうのですから、つくづくサッカーは怖いスポーツです。
土壇場で、奇跡のようなゴールで同点に追いついたノジマ。逆に勝ち試合を目前で取りこぼした大阪高槻。アウェイゴールにより、大阪高槻が若干の有利かもしれませんが、試合後のコントラストは明らかでした。この流れが次節にどう繋がるでしょうか? 注目の第2節ですが、残念ながら観る術がありません。ネット中継でもやってもらえると嬉しいのですが・・・
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6.5
土壇場度 7
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