千葉ジェッツ vs トヨタ自動車アルバルク東京

大会:NBL 2015-2016

結果:千葉ジェッツ 65-74 トヨタ東京

場所:市川市塩浜市民体育館 観衆2221


2016からスタートする新リーグ「B.LEAGUE」。千葉ジェッツもトヨタ東京も1部リーグの加入が決まり、来シーズン以降も対戦することになりますが、NBLでは最後のシーズン。どちらも有終の美を飾りたいのは間違いないでしょう。7位の千葉と2位のトヨタの対戦を、現地観戦です。


序盤からゴール下の攻防は、激しい争いになります。特に千葉のリック・リカート選手と、トヨタのジェフ・ギブス選手のマッチアップは迫力十分。片手でバスケットボールを鷲掴みするジェフ選手のパワーには驚きです。ゴール下での主導権争いを制したトヨタが、試合を優位に進めて行きました。


NBLは日本のバスケットボールリーグですが、やはり外国人選手の圧倒的な存在感が目立ちます。千葉のデクアン・ジョーンズ選手の強烈ダンクが、ゴールを故障させてしまい、一時試合中断になるほどのパワー。トヨタのリチャード・ソロモン選手のディフェンスは、抜いた後からでも手が伸びて来るほどの身体能力。


そんな中でも、千葉の西村選手のスピードあるドリブルは、外国人選手の中でも十分目立っていました。ターンオーバーが目立つ千葉に対し、確実に得点を重ねるトヨタ。第3P終了時点で42-58の点差。それでも千葉は、残り3分を切って7点差まで詰め寄るなど、ホームの意地を見せましたが、トヨタは時間を使いながら、上手くペースダウンして試合をコントロール。現在の順位通りの差が出た試合内容となりました。


バスケット会場に来て感じるのは、ショー的な要素の華やかさ。試合中は音楽が流れ続け、ハーフタイムにもチアリーダーなどの華麗なダンスショー。企業スポーツではもちろん、サッカーや野球などのプロスポーツでもなかなか無い、エンターテイメント性の高い試合になっています。このようなNBLならではの演出などは、B.LEAGUEになっても受け継いで行ってもらいたいですね。


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 6

名勝負度 5.5

満足度 6

助っ人度 6.5