浦和レッズ vs 柏レイソル

大会:天皇杯 準決勝

結果:浦和レッズ 1-0 柏レイソル

場所:味の素スタジアム 観衆22462


勝ち進むごとにオフの期間が短くなることが、疑問視されるニュースを見かけましたが、確かに元日から仕事をしたい人は多くはないはず。それでも元日の試合を目指すのは、やはりそこがサッカー選手として特別な舞台なのでしょうね。今年のスポーツ観戦納めは、元日決勝への切符を賭けた、天皇杯準決勝です。


試合は事前の予想通り、浦和がボールを支配し、柏は少ないチャンスをカウンターで狙う展開。素晴らしいキレのあるプレーをしていた浦和の関根選手。左サイドから再三チャンスを作り出していましたが、柏も中央では体を張ったディフェンスで、最後の所でやらせません。


浦和は前半にあった2つのビッグチャンスを決めることができずに、試合は膠着した展開になって行きました。柏は速攻のチャンスでは、可能性を感じる攻撃も見られましたが、遅攻になると得点の匂いは感じられず。それでもクリスティアーノ選手のフリーキックとなると、期待感はこの試合一番。


狙い通りのロースコアゲームに持ち込みましたが、最後の最後で、散々跳ね返して来た中央から決められてしましました。前半のうちに柏木選手を負傷で失い、我慢比べの試合に引きずり込まれてしまった浦和でしたが、延長頭から投入した李選手が決勝ゴール。


9年ぶりの元日決勝にコマを進めるとともに、チャンピオンシップの借りを返すチャンスも掴み取りました。スコアレスによるPK決着という、一番出会いたくない結末を回避できたことも何よりです。


ちなみに、今日の味スタの隣のグランドでは、少年サッカーの練習が行われていました。僕の時代でも土日に練習や試合があったので、意外と子供はJリーグの試合を見られないようですね。プロの試合が隣のスタジアムで行われている中での練習。試合を見ることも、練習と同じくらい大切な事なんですけどね。


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 5

名勝負度 5

満足度 5

我慢比べ度 6.5