大会:AFC U-23選手権 カタール2016
結果:U-23日本 3-0 U-23イラン
場所:テレビ観戦
負ければ終わりの準々決勝。この日のメンバーも南野選手や大島選手が外れるなど、新しい組み合わせで臨みました。そもそも4戦通して、誰がサブで誰がレギュラーなのかもわからない状態ですから、まさしく23人全員で戦っている最高のチーム状況になっていますね。
試合は膠着した状況が続く、固い展開になっていました。緊張感からか両チームともミスも目立ち、チャンスの数もピンチの場面もそれほど見られない、まさに「負けたくない試合」になっていました。
両チーム通して初めての交代カードは後半37分。手倉森誠監督の言う「持久戦」モードに入って行ったのですが、その均衡を破ったのは延長前半5分でした。室屋選手の仕掛けから、クロスに合わせた豊川選手のゴール。追加招集の期待に応えた決勝ゴール後に、手倉森誠監督と抱き合うシーンは、グっと来るものがありました。
このチームの立ち上げから、一環してチームを引っ張ってきた中島選手も、見事な2ゴールで10番を証明。こういう試合で絶対に必要なのがキーパーのビッグセーブですが、櫛引選手が1対1の場面を防いだ瞬間に、この試合の勝利を確信できました。終わってみれば3-0と、見事鬼門のベスト8を突破しましたが、まだ何も成し得たわけではありません。
それでも日替わりヒーローの登場や、手倉森誠監督の采配もズバリ。流れが日本に来ていることは間違いないでしょう。残り2試合で、1勝すればいいくらいのほうが、固さも取れるかもしれませんね。準決勝では、南野選手の活躍にも期待したいです。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 7
持久戦度 7
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