川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ

大会:JリーグD1 1stステージ第5節

結果:川崎フロンターレ 1-1 鹿島アントラーズ

場所:等々力陸上競技場 観衆23955


首位の川崎と3位の鹿島の上位対決と、注目のカードに立ち見席も人で溢れていました。相変わらず自由席の確保に一苦労の等々力陸上競技場ですが、席数よりも多くのチケットを売っているのではと、疑いたくなるほどです。「イッツァスモウワールド」と銘打たれ、武蔵川親方も訪れた一戦を現地観戦して来ました。


試合は鹿島が優勢の展開に。代表での活躍で今や全国区となった金崎選手ですが、この試合でもフィジカルの強さや、ゴール前での仕掛ける姿勢は健在でした。しかも代表戦で見せたような「オレがオレが」感は無く、周りが見えているプレーも光っていました。


前半27分、川崎のクリアミスをカイオ選手がボレーで叩き込んで先制。追う川崎は前半36分、小林選手がキーパーと競り合い、こぼれ球をエウシーニョ選手が押し込んで同点に追いつきます。後半に入ると鹿島は勢いを増し、何度も決定的な場面を作り出しますが、決めきることが出来ません。


川崎も防戦一方ではなく、しっかりやり返すだけの力があるのは、流石に首位を走るだけのことはありますね。しかしこの日は自慢のパスワークも封じられ、大久保選手も負傷の影響からか、ゴールに迫る場面はあまり見られませんでした。


結局このままドロー決着。後半はオープンな展開になるなど、1-1というスコア以上に見所の多い試合ではありました。この結果、川崎は首位陥落となりましたが、今シーズンは悲願のタイトルが欲しい所ですね。パスサッカーで見る者を魅了する風間サッカーですが、鍵を握りそうなのが風間監督の戦術的采配。試合の流れを変えるような交代をしない監督ですが、タイトル奪取に必要な要素なのは間違いないでしょう。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 6.5

満足度 6

首位攻防度 6.5